『fantastic arrow』
fantastic arrow
posted with amazlet on 07.01.18
名盤。少なくともみな実さんの3枚アルバムの中では群を抜いてます。
まず1曲目の「fantastic arrow」。これがちょっと凄すぎ。
出だしの弦からしてゾクッと来ますし、アルバムの1曲目に相応しい夜明けの詞といい、
間奏のジャジーなピアノといい、筆者としては好きすぎて泣けてきます。
2月のライブでこれがオープニングだったら本気で涙出るかもしれないです。
この1曲目の印象があまりに強かったので、最初アルバムを通して聴いた時は以降の曲の印象がほとんどなかったほどです。
それでも2回目以降はその他の曲の良さを感じられるようになりました。
1を除いた新曲の中で筆者の特におすすめは3・8で、切ない詞とみな実さんの憂いを帯びた声に胸がしめつけられます。
全体的には前半から中盤にかけて(3〜8)が良く、後半がやや弱い感じがしました。
後半の弱さは「Crystal Energy」を最後に持って行けばだいぶ印象が変わったかもしれないですね。
それでも捨て曲と呼べるものは一切ないです。あと生音が多いのが実に嬉しいですね。
みな実さんにとって、ほとんどが書き下ろしのオリジナルアルバムは今回が初めて。
それでいてこの完成度の高さ、ただただ素晴らしいの一言です。