『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

先日筆者は30歳になったわけですが、筆者の世代のアニオタで、エヴァの影響を受けなかった人はほとんどいないでしょう。筆者も映画の初日舞台挨拶に行ったりしたのですから、今から考えても重度のハマリ具合だったと思います。
そんな当時の熱狂と騒動を直に体験した世代としては、エヴァの再映画化と聞いて期待よりも不安が先に立つものでした。が、実際見終わってその不安は一掃。
ストーリー自体は考証など現在に合った形でリファインされているものの、TV版のヤシマ作戦までをほぼトレースしたもの*1
10年前との違いは、何といってもその圧巻ともいえる映像美。背景のビル群や、モニター表示などの精密さなど、この10年間のデジタル技術の進歩を実感させられるもの。
そして本作のクライマックス、ヤシマ作戦。そのスケールの大きさ、使徒ラミエル、まさに戦慄の表現でした。
遅かれ早かれ本作のブルーレイが出ると思われますが、ヱヴァ好きならこのためだけにホームシアター組む価値はあります。
次回作、予告を見る限りTV版と違う展開になりそうですが果たして……

*1:とはいえ、かなり新しい気分でストーリを楽しめたのは、意外と筆者も忘れていた部分が多かったということか。