『passage』



まずはオリコン12位!


中身は1枚目の『Overtune』から外れた曲+それ以降のシングル曲がほとんどで
Shining☆Days」や「翼はPleasure Line」などまさにベストに相応しい内容と言えます。
まぁ、これまでシングルを買っていた人にとってはほどんどが聴いたことのある曲なわけですが、
それでもこうして改めてまとめて聴くと、また違う印象を受けたりもします。
曲順も意外と!?考えられており、特に「あなたが…いない」から「翼は〜」への流れは、
暗いトンネルから青空の下に出たかのような爽快感があってなかなか良いと思います。
前半にアニメ関係、後半にアージュ関係とまとめられていますが、アージュ系の曲のほうが
若干落ちるだけに後半がやや弱くなってしまうのが欠点と言えば欠点かもしれません。


新曲の「passage」ですが、本当に最近のみな実さんの曲は外れがないです。
冒頭、ストリングスとピアノをバックに静かに始まります。
ドラムが入ってきて徐々に盛り上がってBメロへくると期待が膨らんできます。
そしてついにサビへ至って大きく飛躍! 「Dream☆Wing」の時もそうだったのですが、
この大きく空へ拡がっていく感じは何とも心躍らされます。
最後は冒頭と同じくピアノで静かに終わるのですが、
これから始まるアルバム全体に期待を抱かせてくれるような曲で、
アルバムのオープニングに相応しいと言えるのではないでしょうか。


奈々さんのアルバム発売1週間前でなんとなく霞んでしまった感が無きにしも非ずですが、
内容は素晴らしく、みな実さんをあまり聴いたことのない人には1枚目よりもこちらを薦めたいところです。
そして、次なる期待はベストでないオリジナルのアルバムでしょう。
みな実さん自身も「出したい」と言ってましたし、出る日を期待して待ちたいと思います。