アンプが返ってきました


筆者が使っている真空管アンプは、友人Y氏のお父様に作って頂いた物です。
一昨年の秋頃から愛用してたのですが、ノイズが入るようになったので修理をお願いしていたのです。
真空管の交換やら(以前は松下と東芝のレアものでした)たいへん手をかけていただき、
今日直ったものが手元に届いたのです。本当にありがとうございました。


ちなみにアンプ以外の筆者のシステムは以下のとおりです。
CDP:marantz DR-17
SP:ALR-JORDAN ENTRY-Si
HP:SENNHEISER HD-580


まず、奈々さんの「SECRET AMBITION」を聴いてみましたが、
何と言ってもボーカルの艶が素晴らしいです。
Heart-shaped chant」ではアルパの音色の綺麗なこと!
音の分離が良くなったので、音の多い部分でも聴きづらさが全くなくなりました。


次に丹下桜さんの「未来からのエアメール」を。
元々、筆者のシステムは桜さんの声を綺麗に心地よく聴くというコンセプトでした。
桜さんの声はけっこう「サ行」がきついことから、そのきつさを和らげるために、
CDPにしてもHPにしても角が取れた丸いやわらかな音のものを選んだきたわけです。
で、今回のアンプで聴く桜さんの声ですが、これが本当にうっとりするほど聴き惚れました。
もちろんきつさはなく、今まで聴いた中では一番だと思います。


そんなひたすら丸い丸いシステムなので、聴き疲れは全くしません。
ただ、それゆえエッジの効いた迫力のある音が好きな人には眠くなる音かもしれません。
実際、小林研一郎チェコフィルの「チャイコフスキー:交響曲第5番」を聴いてみましたが、
金管ティンパニの迫力が全く感じられませんでした。
大編成のクラシックやTpやSaxメインのジャズ、メタル系には不向きだと思います。
逆にクラシックでも小編成、ジャズならピアノトリオ、ボーカル(特に女性)に関して言えば、
このまろやかさはかなり良い部類に入るのではないでしょうか。