丹下桜『Musees de Sakura』発売記念イベント

桜さんに最後に会ったのは2000年4月24日の渋谷公会堂、声優休業前最後のライブでした。いつか戻ってくると信じて待った10年……ついに桜さんと再会することができました。
今回のイベントは、先日発売になった桜さんのセルフカバーアルバム「Musees de Sakura」の発売記念イベントです。整理券自体は秋葉原ゲーマーズで配布されたものですが、イベント会場はゲマズにほど近い秋葉原の代アニアキバ校。普段は教室として使っているのか、入場時に靴を脱ぐ必要がありました。筆者の席は前から2列目のほぼ中央。10年前*1と同じくほぼ目の前で桜さんを見ることができました。司会の方から諸注意やらがあって、いよいよ桜さんとの再会です。
まず、この日の1曲目「You Are My Destiny」を歌いながら桜さん登場。10年前はただただ可愛らしかった桜さんですが、今はその面影を残しつつ、落ち着いた大人の女性に成長したように思いました。歌い終えて、まずは質問コーナーに。憶えている中でいくつか抜粋してみます。

Q「アルバムに入れるのに最初に決まった曲は?」
A「『あなたのやり方でだきしめて』。ちょうどリリースがバレンタインの時期なので」
Q「他に候補になった曲は?」
A「人気のある『MAKE YOU SMILE』や『CATCH UP DREAM』は迷ったけど、以前のベストに入ってるので「今回は譲ってあげて」と」
Q「CCさくらのキャラソンは(木之本)桜ちゃんとして歌ったのか、(丹下)桜さんとして歌ったのか」
A「桜ちゃんの気分が乗ってきたーって時は桜ちゃんで、素の丹下桜の気分の時は自分の歌として。だから両方がミックスした感じに」
Q「桜さんが思う(ラブプラスの)凛子の理想の彼氏は?」
A「凛子の彼氏になってくれるだけで理想の彼氏です(笑)」

やはりラブプラス絡みの話は盛り上がってましたね。ちなみに、このイベント前日に続編のアフレコがあったそうで、今度の凛子は優しい台詞が多くなっていたとのことでした。
質問コーナーが終わり、この日の2曲目「今はまだ遠いLovesong」の披露。懐かしい曲ですが、良い曲です。
後半は桜さんのラジオの1コーナー「単語でヒーリング」を生で。偽じゅん君の空気の読め無さっぷりが最高でしたw そんなこんなでそろそろお開きの頃合いになったのですが、桜さんから提案で急遽*2ラブプラスじゃんけん」をすることに。勝者は生で名前を呼んでもらえる(前後の台詞付き)ということで、是が非でも勝ちたかったのですが、残念ながら敗退。桜さん曰く「かなり失礼なことを言うかもしれませんが」という凛子の台詞でしたが、個人的には即死級だったので勝者がかなり羨ましかったです。まぁ、桜さんが負けたときの「あ゛〜!」というアクションがかなり可愛かったので、それが見られただけでも良かったですがw
最後にもう1曲ということで、アルバムの中から「tune my love」を歌って、この日のイベントは終了しました。
1時間足らずのイベントでしたが、トークも面白かったですし、生歌も聴けたし(特に個人的に好きな「tune〜」が!)大満足のイベントでした。何より、天が授けたとしか思えない桜さんの甘く包み込むような声がそのままであったことが嬉しかったです。
それこそ、もう会う機会が、生で声を聴く機会がないんじゃないかと一時諦めかけていただけに、この日桜さんに出会って、あの天性の声を聴けたことで、ようやく自分の中で10年間止まっていた時計が再度動き出したような気がします。今度はぜひライブにも足を運びたいものです。

*1:最前列ほぼど真ん中でした。今思い返しても奇跡としか思えません。

*2:完全に予定にはなかったそうです