ダイソン DC16


ダイソンはサイクロン式クリーナーで知られるイギリスのメーカーです。
実際持っていなくても、CMで「吸引力の変わらないただひとつの掃除機」という
キャッチフレーズを聞いた事があるのではないでしょうか。
一般にはDC12というフロアタイプの掃除機が知られていますが、
今回ハンディタイプのDC16を入手したので簡単にレポートしてみます。

パッケージはカラー印刷で非常に綺麗です。日本のメーカーとの違いを感じさせます。
恐らく購入者が持ち帰る際に他の通行人から見られることを意識してるのでしょうね。

内容物です。中央にある色の濃いパーツはフロア用のアタッチメントを取り付けるもので、
このパッケージだけで使う場合は使用しません。
ちなみにマレーシア製でした。

バッテリーは予備を含め2個付属します。
1個で約6分使用できるのでハンディクリーナーとしては充分でしょう。
ただしこのバッテリー、単独では充電できません。
充電の際には本体に装着する必要があります。
折角2個あるのに1個を使用中にもう1つを充電という使い方はできないのです。
バッテリー単体で充電できる充電器を開発して欲しいところです。

本体は中央で2分割できます。中央に見えるのはフィルターです。
このフィルターは通常使用では3ヶ月に1回水洗いする必要があります。

組み立てたところです。なかなか格好いいと思います。
使用時は銃の引き金の位置にある赤いボタンを押します。


実際に使用してみたところ、意外と軽く取り扱いは楽です。
吸引力はさすがになかなかのものです。
短時間の使用だったので断言は出来ませんが、吸引力の低下も感じませんでした。
またバッテリーが減ってきてもパワーは変わりません。
(ちなみにバッテリーが0になるとストンと落ちます。)
音が凄いという情報があったのですが、実際の所は他の掃除機と大差ないと思います。
もちろん夜間の使用は控えるべきでしょう。
吸引したゴミは中央のクリアビンに溜まります。
このゴミは側面のレバーを下げることで下に落ちるのですが、
ビンに付着したゴミまでは取りきれません。
ただ、ビン自体が外せるので気になったら水洗いできます。


充電のことを除けばハンディクリーナーとしては申し分ない性能といえます。
ただ、価格は高価です。ヨドバシでは32,800円します(4月15日現在)。
他のハンディクリーナーは数千円で購入できてしまいます。
あと、ハンディクリーナーゆえフロア全体の掃除には向きません。
フロアの掃除がメインであればやはりフロア用の掃除機を購入するべきでしょう。
使用頻度が高く、かつ性能に価値を見出せるのであれば買いだと思います。