悩みはつきないオーディオの世界

昨日は大阪遠征の行きの話でしたが、今日は帰りの話を。
帰りは前日の銀河とまったく対照的に、最新のスターフライヤー関空から東京へ帰ることに(まぁ、理由は単に安かったからなんですが)。15時45分のフライトまで時間があったので、西の電気街、日本橋でんでんタウンに寄ることにしました。
お目当ては先日も書いたようにCDプレーヤーの試聴です。今回は逸品館さんにお邪魔しました。こちらの店は「AIRBOW」というオリジナルの改造製品で知られています。
店員さんに頼んで早速試聴させてもらえることになりました。今回持ち込んだのは以下の4枚です。
山中千尋「LACH DOCH MAL」
茅原実里「Contact」
水樹奈々HYBRID UNIVERSE
上原彩子チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番」
このうち主に上2枚で試聴しました。
そしてプレーヤーは、本命のESOTERIC SA-10を中心に、マランツSA-13S1、マランツSA8400(AIRBOW改)、さらに同価格帯ということでデノンのDCD-SA11の計4台。ちなみにスピーカーはPMCのOB1iという定価90万近いもの。アンプも機種は不明ですがAIRBOWオリジナルの製品でこれもおそらくは50万ほどするかと。そんな凄い機材でみのりんや奈々さんを聴くのは、当然ですが初めての経験です。
で、結論から言うとやはりESOTERICが良かったです。ボーカルの存在感が際立ってました。ちゃんとステージの前方中央で歌ってる感じです。決して迫力のある音ではないのですが、声や楽器の伸びや減衰のしかたが美しく、一番聴き飽きないのはこれだと思いました。これに比べるとマランツは平面的で、全ての楽器が横一線に並んでる感じ。最悪だったのはデノン。山中千尋では各楽器が喧嘩しているように聴こえました。みのりんに至っては鳴った瞬間もういいですと言いそうになったほど。
その後、同行していた友人のスピーカーの話になり、試聴室でPMCのGB1iというスピーカーを聴かせてもらうことに。細身のトールボーイで、ウーファーも14センチしかないのですが、聴いてみてびっくり。ものすごく締まったいい低音が出ます。一耳惚れした友人がさっそく資金繰りに頭を悩ますほどで、これはさすがに筆者も欲しくなりました(まぁ、価格が30万ほどするので、今はとてもとてもですが)。
最後に逸品館さんのチラシを頂いて店を後にしました。おそらく軽く1時間以上お店にいたかと思います。突然の訪問でいろいろとわがままを言ったにもかかわらず、店員さんが非常に気持ちよく対応してくださったのが嬉しく、買うときはここでと思いました。意外と安かったですし。
秋葉原より廃れているというでんでんタウンですが、中古レコードの店が充実してたりと、秋葉原とは雰囲気が違ってなかなか面白かったです。すごかったのは、メロンブックス。とにかく広い! 多分秋葉原店の2倍以上はあるのではないかと。あと、仙台と同じようにゲーマーズとらのあなが同じビルに。ただ、同じ呉越同舟でもこちらではゲマズが下の階でした。さすがにしばらくは大阪に行く用事もなさそうですが(奈々さんのFCイベントも今回は東京のみ申込み)、また機会があったら散策してみたいですね。
さて、ESOTERICの資金、どうしたものか……