新宿コマ劇場座長公演 水樹奈々大いに唄う

応募総数約4万8千(みっしー談)、約8倍の激戦を乗り越えて、行ってきました夢の舞台。奈々さん憧れのステージ、新宿コマ劇場座長公演でございます。
筆者が当たったのは昼の部ですが、物販は朝8時から。ということで4時半起きで現地へは6時頃着。なのに何でこんなにいるのってくらいの列が(コマ劇の周り半周してました)。しかも暫くもしないうちに強烈な雨が降ったり止んだり。傘がなかったのでどうなることかと思いましたが、自分が買う直前にはほぼ止んでくれたので一安心。売り場ではいつものエプロンをした売り子さんの後ろで、明らかに演歌部門から借りてきたと思しきキングレコードの法被を着たスタッフが立ち働いており、コマ劇場の雰囲気を盛り上げてました。戦果はというと、さすがに2時間前に並んだだけあって一通り余裕でゲット。カレー豆はまだ食してないですが、どうやって袋をとっておきますかねぇ……。
一時帰宅して一眠りし、14時半頃再度会場へ。携帯電話による入場チェックも無事通過し、貰ったチケットは8列。さっそく席にいくと、これがめがっさ近い! 最近は割と後ろの番号を引くことが多かったのですが、一番重要なところで運が向いてくれました。
さて、新宿コマ劇場はさすがに筆者も初めて入ったのですが、円形のステージでどの席からも見やすい印象を受けました。面白かったのがロビー。売店が1階だけでなく2階にもあったり、食堂があったり、トイレの数が女性用のほうが多かったり。ホール内もロビーもさすがに古めかしいところはあるのですが、ショウを見せるために長い期間築き上げた雰囲気のようなものを感じ取ることが出来ました。ちなみに場内に流れていたのはもちろん演歌。筆者が入ったときはちょうど美空ひばりの「悲しい酒」でした。
定刻15時半、客電が落ち、いよいよ夢の舞台の幕開けとなります。
印象的なイントロが流れ、奈々さん&ダンサーさんが登場。PVのときと同じ白のエナメルワンピに身を包み、歌うはもちろん「DISCOTHEQUE」。ここでは新宿コマ名物の盆をフル活用。中央の一番高いせり上がりに奈々さん、周囲にダンサー4人が配され、サビではダンサーさんのフロアが回転と、この劇場ならではの演出を見せてくれました。曲がコマ劇のちょっと懐かし目の雰囲気にマッチしてたのがとても印象的でした。続いて「好き!」を熱唱し、最初のMCに。今日だけは「奈々ちゃん」でも「ヘッド」でもなく「座長」と呼ぶようにとのお達しが。
奈々さんがお着替えに行き、ここから暫くみっしーのターンに。「回って」だの「歌って」だのさんざんいじられ(ちなみに本当に回った)、「前の回に何があったかなんとなく知ってるやろうけど、新鮮なリアクションを」というお約束も飛び出したところで、奈々さん再登場。
シックかつ可愛らしさもある黒いミニの衣装で、しっとりと「Trinity Cross」と「Brilliant Star」の2曲。生で聴くトリクロはさすがに心に来ましたね。そして最後は「Trickster」、マジでカコイイ! カラオケでこうだったら、チェリボがバックになったら間違いなく壊れる自信があります。ここで第1部終了、しかし「水樹奈々が5曲で帰るわけがない」ということで、第2部へ続くのででした。
この1部と2部の合間を利用して、7月の代々木ライブの映像が初公開されました。今回公開されたのはブルーサイドの1曲目「Astrogation」。そして発売日が12月25日に決定! 何よりのクリスマスプレゼントで、これで年末年始は奈々さん漬けで決定ですね。
ライブ映像の興奮も冷めやらぬままに第2部がスタート。着物で演歌までは分かってましたが、まさか本当にやるとは思いませんでした。新宿コマ劇場といえば、そう、時代劇です。ストーリーは将軍の一粒種であり歌姫として名高い奈々姫がお忍びで街に出て悪党をバッタバッタとなぎ倒す、まぁ非常に分かりやすいもの。びっくりしたのは豪華キャスト。悪人役に杉田智和さん・福圓美里さん・小西克幸さんの3人で姫様付きの爺に鈴村健一さん。そしてナレーションはもちろんこの人、若本規夫さん。ちなみに座長自ら出演交渉しOKを貰ったそうです。特に若本さんは「この仕事に声優生命の全てを賭ける」とまで返事のメールに書いてあったとのことで、実際若本節満載の大熱演(まぁ、会場は大爆笑でしたが)でありました。
芝居自体はキャストがキャストなだけに爆笑に次ぐ爆笑。杉田さんが台本にない怪しい動きを平気でやれば、鈴村さんは物販の宣伝のついでにちゃっかり自分のCDの宣伝したあげく、奈々さんコールのついでに鈴村さんコールをやらせる始末。奈々さんも背が小さいのをネタにされたり、杉田さんの無茶振りで室伏やらされたり、とことんフリーダムでありました。
歌姫と名付けられただけあって歌のコーナーもあり、もちろんここだけは大真面目。この日の曲目は「夜桜お七」と「河内おとこ節」。最近は演歌などとんと聴かなくなった筆者ですが、これは魂が震えましたよ。これなら将来、奈々さんが演歌歌手になるという夢を叶えたときでも付いていけるなぁとか思ったりしました。
そんなこんなで盛りだくさんの2部も終わり、いよいよ幕かというところ、これだけで終わらないのが奈々さんのイベント。ついに来ました重大発表!
NANA MIZUKI LIVE FEVER 2009
1月10日&11日 大阪NHKホール
1月17日&18日 名古屋国際会議場センチュリーホール
1月23日&24日&25日 日本武道館
場内万歳三唱、大団円にて2時間近いイベントは幕を閉じました。本当に無料イベントでここまでやっちゃってキングは大丈夫なのかってくらい濃密すぎるイベントで、奈々さんはもちろんのこと、みっしーをはじめ奈々さんを支えるスタッフの熱意には頭が下がる思いです。7月のライブで発表され、どうしても見たかった夢の舞台。ちょっと無理して掴んだ参加の権利でしたが、これだけの楽しい時間を過ごし、何より奈々さんの夢が実現したステージに立ち会えたのですから本当に幸せだと思います。
そして、いよいよツアーも決まりました。1月というのは予想より早くて驚きましたね、早くて春頃だと思ってましたから。これで懸念されていたみのりんツアーとのバッティングはめでたく回避されました*1。東名阪なら移動も楽ですし、今回ももちろんめざせ全制覇! これは年明けから忙しくなりそうです。

*1:みのりんは回避したんですが、GRANRODEO@東京と見事に被りました。チケット当選してただけに残念ではあるんですけど、さすがに奈々さんは外せません。幸いチケット自体は未引替だったので良かったです。いっそ12月14日の新潟でも行こうかしら……