2009年ベスト5

去年まではベスト3だったのですが、今年は豊作だったのでベスト5にしてみました。

5位:「staple stable戦場ヶ原ひたぎ斎藤千和
化物語 第一巻 / ひたぎクラブ【完全生産限定版】 [Blu-ray]
化物語」を知ったのはブルーレイの売上が「けいおん!」を超えたというニュースでした。最初はそんなもんかねと思っていたのですが、あまりに売れているので試しに1巻を買ってみたところ、これがしっかりハマってしまい、結局BD全巻マラソンすることになったのでした。各ヒロインごとに変わるオープニングもそれぞれ良い曲なのですが、特にイントロのアコギと斎藤千和さんの澄んだボーカルが印象的なこの曲を特に愛聴してます。作曲の神前暁氏は今年はハルヒでも「Super Driver」という傑作を生み出してますが、個人的には「化物語」の一連の楽曲のほうが良い仕事をしてるという印象を受けました。
4位:「Get No Satisfaction!」坂本真綾
かぜよみ
菅野よう子さんを離れてからの真綾さんに関してはこれまであまり評価してきませんでした。真綾さんが何をやりたいかも分かりませんでしたし、周囲も真綾さんを全く活かそうとしてないように感じたからです。世評の高い「30minutes night flight」も個人的には曖昧模糊な感じがして何が良いのかさっぱりでした。しかし、今年出たアルバム「かぜよみ」を聴いて、ようやく今の真綾さんを受け入れられるようになりました。かつてのような未開の地を切り開いていくような鋭さと快感はないものの、聴いていて不思議と安心するアルバムで折に触れ手に取るものとなりました。出た当初は首をひねった「トライアングラー」にしても、今聴くとこれはこれで快感ですし、今回ベストに選出した「Get No Satisfaction!」はかつての名曲「プラチナ」を思い出させるような明るいガールポップに仕上がっていてとても気に入っています。
3位:「カナリヤ」GRANRODEO
BRUSH the SCAR LEMON
結局ベスト5という形にしたのですが、当初はシングル部門とアルバム部門に分けようとも思っていました。というのも、今年は出来の良いアルバムが多く、1曲だけより抜きで紹介するのが惜しかったからです。そんな豊作のアルバムの中で今年ベストだと思ったのがGRANRODEOの「BRUSH the SCAR LEMON」でした。何より紀章さんのボーカルの色気に惚れます。飯塚さんの曲もかっこよさのなかにちょっと懐かしさを感じさせ、大いに魅力的です。ここでは個人的に好きなアルバム冒頭の「カナリヤ」を採り上げましたが、全曲掛け値なしに良いので、ぜひ通して聴いてみて欲しいと思います。
2位:「Set me free」平野綾
スピード☆スター
あーやに関しては、オリジナル曲でキャラソン(God knows&Lost my music)を超えるものが出てこないというもどかしさがあったのですが、この曲のリリースでついに壁を越えてくれました。今年は「Super Driver」という大ヒット曲があり、そちらももちろん大好きなのですが、荒削りだけどあーやがやりたいことを全てやり切っている感じがするこの曲をベストに挙げたいと思います。
1位:「Don't say "lazy"」桜高軽音部
Don’t say“lazy”
やはり今年を語る上で「けいおん!」を外すわけにはいきません。CDやBDのみならず、登場する楽器やヘッドホンが飛ぶように売れるなど、アニメの枠を超えた一大ムーブメントを巻き起こしたと言えるでしょう。言うまでもなく曲も劇中歌・キャラソン含め名曲揃いなのですが、1曲となるとやはりOPかEDということになります。唯のボーカルの魅力にメロメロになったOP(Cagayake! GIRLS)も捨てがたいですが、PV風の映像とともにEDを飾った、クールで疾走感抜群のこの曲を一番にしたいと思います。ついに決定した2期での彼女たちの新曲にも大いに期待したいところです。
来年は年明けから奈々さんのシングル×2、みのりんのシングル&アルバムのリリースが決定していますし、良い曲との出会いが今年以上に期待できそうです。その時を楽しみにしたいと思います。