IDS! EVENT 2012 “winter songs”@Zepp TOKYO

実に6年半近くぶりに真綾FCイベントに参加しました。といっても現在筆者はFC会員ではないので、参加できたのはひとえにFC会員の友人の厚意と、会員以外でも参加可能な真綾FCの懐の広さのお陰です。
内容としては普段より若干MCが多いものの、完全にアコースティックライブそのもの。印象的だったのが真綾の歌声がとてもリラックスしたものだったこと。大ホールで声を張ってる真綾も好きですが、この日の良く通る、それでいて包み込まれるような歌声は(直前に飲んだお酒の効果も相まって)とても気持ちの良いものでした。ベースがなくチェロが低音担当(しかも兼コーラス!)という珍しい構成の演奏陣もまた素晴らしかったです。
驚いたのが音がもの凄く良かったこと。ZeppでしかもPAのほぼ前という条件にも関わらず煩さも感じさせない真綾チームの音響スタッフの仕事は神業でした。
MCもいつもながら一言一言に味わいがあって良かったですね。基本ツンツンしてるのですが、そのツンツンが照れ隠しというのが分かるので、どうしようもなく可愛い、そんな真綾のMCが筆者は大好きなのです。
それにしても、この日の真綾は本当に綺麗でした。結婚してからの彼女は何とも言えない色気があって堪らないです。しかも席が前から2列目、元会員とはいえ現役の会員さんに申し訳ない気分になりつつも、じっくり堪能させていただきました。
人妻真綾分を補給できて大満足の一日でした。これはFC入り直しを真剣に考えないといけないですね。

2011年シングル&アルバム回顧


↑こうして見ると、ずいぶん買ったなぁという感じですねw

さて、今年出たCDからただ一枚選ぶとすれば、supercellのアルバム「Today Is A Beautiful Day」をおいて他にありません。
Today Is A Beautiful Day
これは今年のみならず、この数年で見ても最高のアルバムだと思います。気恥ずかしささえ感じるまっすぐな歌詞、メロディの美しさ、生楽器を中心とした気持ちいいアレンジ、収録曲の振幅が大きいにも関わらずアルバム全体通してみると一本筋が通っている、ボーカルのnagiさんの大人なんだけど大人になりきれてない感じの透明な歌声、とにかくどこを取っても桁違いの素晴らしさで、購入してから暫くは全曲リピートしまくってました。特に初回限定盤の歌詞ブックは美麗なイラストに加えて製作裏話まで載っている豪華版なので、もしお店に残ってたら即確保することをオススメします。
シングルでは坂本真綾の「Buddy」が出色でした。
Buddy(初回限定盤)おかえりなさい(初回限定盤)
これは初聴きで圧倒されました。曲が終わる前にiTuneで最高レートを付けたのは今年はこの曲だけです。こんなに激しい真綾も珍しいのではという曲ですが、それでも完璧に歌いきってしまうのはやはり真綾の天才の業なのでしょう。特典のライブCDも最高。残念ながら行けなかったライブですが「おかえりなさい」の特典CDと合わせることで少しでもライブの雰囲気が体験できたのは幸せでした。

2011年参加記録

0123 NANA MIZUKI LIVE GRACE 2011 -ORCHESTRA- (横浜アリーナ)
0212 Minori Chihara Live Tour 2011 〜Key for Defection〜 (ZEPP Sendai)
0220 水樹奈々深愛』刊行記念握手会 (福家書店 新宿サブナード店)
0220 「Magia」リリース記念 Kalafinaミニライブ (タワーレコード新宿店)
0226 “HIBARI 7 DAYS”フィルム、トーク&ライブ!! 『美空ひばりに憧れて』 (世田谷パブリックシアター)
0227 岩男潤子ニューアルバム「for my friends, with my friends 」リリース記念イベント (タワーレコード渋谷店)
0326 坂本真綾 LIVE TOUR 2011 "You can't catch me" (名古屋国際会議場センチュリーホール)
0415 Kalafina Spring TOUR 2011 “Magia” (NHKホール)
0417 丹下桜『VOCALIUM』発売記念トーク&サイン会 (タワーレコード渋谷店)
0424 LiSA「Letters to U」発売記念ミニライブ (タワーレコード新宿店)
0501 栗林みな実 LIVE TOUR 2011 miracle fruit (SHIBUYA-AX)
0502 Minori Chihara Live Tour 2011 〜Key for Defection〜 (ZEPP Tokyo)
0527 LiSAライブツアー「LiVE is Smile Always」〜Letters to U〜 (Shibuya O-East)
0528 『Pure2-Ultimate Cool Japan Jazz-』発売記念 Suaraミニライブ&握手会 (タワーレコード新宿店)
0611 「林原めぐみのTokyo Boogie Night」放送1000回突破記念公開録音 (中野サンプラザ)
0612 NANA MIZUKI LIVE JOURNEY 2011 (アクトシティ浜松大ホール)
0625 NANA MIZUKI LIVE JOURNEY 2011 (愛媛県県民文化会館)
0629 Nodajun Birthday Night (六本木BeeHive)
0710 丹下桜『Music A La Mode』発売記念インストアイベント (アニメイト横浜店)
0724 NANA MIZUKI LIVE JOURNEY 2011 (さいたまスーパーアリーナ)
0806 Minori Chihara Live 2011 "SUMMER CAMP 3" (河口湖ステラシアター)
0814 NANA MIZUKI LIVE JOURNEY 2011 (仙台サンプラザホール)
0904 栗林みな実 LIVE TOUR 2011 miracle fruit (仙台Rensa)
0918 Kalafina 1st.アーティストブックKalafina Record」発売記念サイン会 (アニメイト渋谷店)
0923 Kalafina 「After Eden」発売記念イベント (タワーレコード新宿店)
0924 CLAMP FESTIVAL 2011 TOKYO (味の素スタジアム オープンスクエア)
0927 Pure LIVE-Legend Of Pure Sound- (Mt.RAINIER HALL SHIBUYA)
1008 たかはし智秋「今夜はチュパリコ」発売記念イベント (アニメイト秋葉原店)
1010 GRANRODEO LIVE 2011 G6 ROCK☆SHOW 〜SUPERNOVA FEVER〜 (日本武道館)
1015 アカガネマリンミュージックフェスティバル (新居浜市市民文化センター)
1118 m.s.sファンクラブイベント“MINORI'S BIRTHDAY VOL.4” (ZEPP Tokyo)
1119 B.L.T. VOICE GIRLS × TOWER RECORDS × 栗林みな実 スペシャルイベント (タワーレコード新宿店)
1125 Kalafina Live “After Eden” Special LIVE 2011 (TOKYO DOME CITY HALL)
1203 NANA MIZUKI LIVE CASTLE 2011 QUEEN'S NIGHT (東京ドーム)
1204 NANA MIZUKI LIVE CASTLE 2011 KING'S NIGHT (東京ドーム)
1211 Suara LIVE TOUR 2011 〜花凛風月〜 (品川プリンスホテル ステラボール)
1214 坂本真綾 LIVE 2011 “in the silence” (天王洲 銀河劇場)
1227 LiVE is Smile Always 〜peace sign〜 (渋谷公会堂)

太字が特に印象に残ったライブですが、個人的なベストアクトは9月のみな実さん@仙台です。震災で延期になったことから参加できたのですが、バンドメンバー含めてまさに乾坤一擲の熱演、心に残るMC*1も含めてみな実さんの歌への想いが伝わってくるライブでした。
これに匹敵するのが11月のKalafinaライブ。ツイッターでも呟いたのですが、この3人ほど音楽の力を感じさせてくれるアーティストはなかなかいないと思います。中盤、花道の先(最後列にいたにも関わらずすごく近い!)での「red moon」は涙が止まらなかったです。終演後はFC入会窓口に直行しました。
奈々さんでは、思い入れという点ではJourneyツアー@浜松が筆者の生まれ故郷ということで強いのですが、ライブの出来としては東京ドームのKING'S NIGHTを推したいです。あの「innocent starter」はまさに奈々さんの全てと言える絶唱でした。
真綾の銀河劇場ライブはまさに一つの劇を見ているかのようでした。コンセプトアルバム3枚をアルバム収録順に演るという構成、特に「30minutes night flight」をカウントダウンの数字を見せつつ実際に30分で再現するという演出にはしびれました。春のツアーの名古屋公演は震災後の再開1回目ということで真綾がまだ怖々といった感じで本調子でなかったように見えました。その後の東京〜仙台が素晴らしかったとのことで、行かなかったのが悔やまれます。
みのりん@仙台については、もう最前ど真ん中で見られたのが何よりでした。ライブ自体も当時書きましたが素晴らしかったです。あと、2年振りに参加できたサマキャンがひたすら楽しかったですね。もっとも筆者が行くと必ず雨が降るのですがorz
ライブ以外のイベントでは、とにかくタワレコに行ったなぁという印象ですが、何と言っても「丹下桜さんから直接お話ができてサインを頂けたこと」が一番の出来事でした。10年来の夢が叶ったと言っても過言ではなく感無量です。桜さんに関してはCLAMPフェスでの岩男潤子さんとの夢のような共演もありました。このお二人が声を発した途端、会場が大きく沸いたのが印象的でした。タワレコでは11月のみな実さんインストアも嵐の中での屋上ライブ&握手会(実はみな実さんと握手は初めて)で忘れられないです。
遠征は仙台3回、名古屋1回、愛媛2回。仙台は以前から個人的には相性が良いです。ライブの巡り合わせの良さもさることながら、距離も適度で美味しい物もありますし。愛媛に2回行くとは予想外でしたが楽しかったです。もっとも、アカガネのときはライブ自体よりその後の新居浜太鼓祭り石鎚山登山の印象のほうが強かったりしますが^^;
全体的に見るとチケット運が極端な年でした。奈々さん握手会の整理番号7番やみのりん@仙台の整理番号12番、奈々さん@さいたまと東京ドーム初日のアリーナ前方という神席があった一方で、奈々さんFCイベントやみな実さん10周年ライブを外したり、当選してもほぼ最後列だったりということもありました。とはいえ、これだけのライブやイベントに参加できたので悔いはないです。
来年は1月のKalafinaツアーから始動です。夏には奈々さんツアーもありますし、来年も忙しくなりそうです。

*1:Ex「ライブに来てくれるってことは私たち両思いなんだから、ずっと両思いでいてもらえるように頑張る」

NANA MIZUKI LIVE CASTLE 2011

セットリスト

QUEEN'S NIGHT】【KING'S NIGHT】

01.BRAVE PHOENIX
02.ROMANCERS' NEO
03.TRANSMIGRATION
04.SECRET AMBITION
05.夢幻
06.POWER GATE
07.アオイイロ
08.POP MASTER
09.7COLORS
10.Dancing in the velvet moon
11.inside of mind
12.迷宮バタフライ-diverse-
13.純潔パラドックス
14.SCARLET KNIGHT
15.Synchrogazer
16.PHANTOM MINDS
17.WILD EYES
18.UNBREAKABLE
19.Stay Gold
20.Tears' Night
21.残光のガイア
22.ETERNAL BLAZE
<アンコール>
23.DISCOTHEQUE
24.Take a chance
25.Astrogation
<ダブルアンコール>
26.あの日夢見た願い

01.NEXT ARCADIA
02.Stay Gold
03.Silent Bible
04.MASSIVE WONDERS
05.深愛
06.POWER GATE
07.アオイイロ
08.POP MASTER
09.7COLORS
10.PRIDE OF GLORY
11.Gimmick Game
12.迷宮バタフライ-diverse-
13.純潔パラドックス
14.SCARLET KNIGHT
15.PHANTOM MINDS
16.Synchrogazer
17.ETERNAL BLAZE
18.Don't be long
19.ROMANCERS' NEO
20.UNCHAIN∞WORLD
21.Orchestral Fantasia
22.innocent starter
<アンコール>
23. アノネ〜まみむめ☆もがちょ
24. Song Communication
25. Astrogation
<ダブルアンコール>
26. SUPER GENERATION -MUSEUM STYLE-
つくづく奈々さんは「努力の天才」なんだなぁ、と思ったライブでした。おそらく「天から与えられた」という意味での「天才」なのは真綾さんなんだと思います。それでも、声優としてはもちろん初めて、女性ソロでも僅か8人目という東京ドーム単独ライブまで奈々さんが辿り着いたのは、他人の何倍もの努力を重ねたからなんだと思います。
Queenで、アリーナA6という超良席から見た、奈々さんの夢の舞台に立ったという喜びに満ちあふれた表情は本当に印象的でしたし、Kingではスタンドから見ていたにも関わらず全く遠さを感じませんでした。それは、極力近くに行きたいという奈々さんサイドの演出(気球とかトロッコとか)もさることながら、奈々さんの圧倒的な存在感によるものに他ならないのでしょう。
セットリストも上記の通り2日間比較して同じところが半分もないというハードなものでしたが、特にKingの「Gimmick Game」の流れは圧巻。本編ラストの「innocent starter」はまさに「万感!」でありました。
東京ドームということで心配していたスタンドの音響もほとんど気にならないレベルで大満足の二日間でした。

NANA MIZUKI LIVE JOURNEY 2011

<セットリスト:7月24日さいたまスーパーアリーナ
1.SCARLET KNIGHT
2.ETERNAL BLAZE
3.十字架のスプレッド
4.still in the groove
5.HIGH-STEPPER
6.Polaris
7.Young Alive!
8.DISCOTHEQUE
9.STORIES
10.アルビレオ
11.suddenly 〜巡り合えて〜
12.New Sensation
13.Love's Wonderland
14.Level Hi!
15.囚われのBabel
16.残光のガイア
17.純潔パラドックス
18.Bring it on!
19.ミュステリオン
20.UNBREAKABLE
21.Pray
EN1.ミラクル☆フライト
EN2.POWER GATE
EN3.POP MASTER

5月から始まった奈々さんの旅も先日の仙台2Daysにて無事終了しました! 筆者は14公演中4公演に参加、それぞれ思い出深いものでしたが、ここで簡単に振り返ってみたいなと思いますです。
<6月12日 浜松:アクトシティ浜松大ホール>
チケット自体外れてたのですが、筆者の出身地の浜松でのライブ、しかも2月の握手会で奈々さんに行くと約束したライブ、なので何とか見に行きたい! ということで、大人の力発動しましたw 実はアクトシティは筆者も初体験だったのですが、さすが地元ヤマハが設計したホール、音響はとても良かったです。この日の奈々さんのブログにもありましたが、4曲目「Take a shot」でヘッドセットの不調で奈々さんの声がマイクに入ってないというハプニングがあり、ファンが歌ってフォローしたということがありました。奈々さん自身このことに感動したそうですが、実際このハプニングを境に奈々さんのギアが一段上に入った感じがしました。とにかくこの日は自分の地元で一番好きな人がライブをやってくれた(しかも一番好きな「残光のガイア」を歌ってくれた)というだけで感無量、ライブ後は涙ぐんでしまいました。
<6月25日 松山:愛媛県県民文化会館ひめぎんホール)>
筆者にとって3度目の愛媛遠征、何故かお好み焼きが食べたいという理由で広島経由で四国入りしました。呉で名物の「ナナパン」が売ってなかったのが心残り。それはさておき、当初はチケットは5階席だったのですが、マイミクさんのご厚意で1階席に。試しに5階席を覗いてみたところ、あまりの高さに足がすくむレベルで、あれで飛ぶのは無理だと思いました。ライブでは「純潔パラドックス」がこの日初お披露目という奈々さんの地元ならではのサプライズが。「HIGH-STEPPER」のサビの振付が踊れるようになってたり、チームヨーダ紹介で松永さんのユメコ推しに笑うしかなくなったのもこの時でしたね。余談ですが「HIGH-STEPPER」とか「DISCOTHEQUE」あたりのサビはもっと踊る人が増えてもいい気がします。一方でこの日まででドラムの豊さんが途中下車という悲しいお知らせも。終演後はマイミクさん10人と打ち上げ、楽しゅうございました。
ちなみに、翌日空き時間に松山城に行ったところお仲間多数、リフトですれ違う度に「シャッス」と挨拶したりで奈々ファンの結束を再確認。松山昼頃のJAL便で帰京、松永さん&大平さんと同じ便でした。
<7月24日 さいたま:さいたまスーパーアリーナ
アリーナB10ブロックの1番という神席、おかげさまで、まったくもーってくらいに動きやすかったです。しかも花道からもほど近く、奈々さんが花道で歌った「DISCOTHEQUE」や「POWER GATE」では自分に向かって手を振ってくれる場面もありました。この日の公演は後日放送されるとあってか、セットリストに「still in the groove」「suddenly 〜巡り合えて〜」「New Sensation」まであるという豪華版。しかも終盤「残光のガイア」〜「ミュステリオン」という一番激しくて楽しい選曲、完全燃焼でした。
<8月14日 仙台:仙台サンプラザホール>
5月29日の代替公演、期せずして千秋楽に。とはいえこの日はコミケ3日目、どちらも外せないということで、午前中コミケ〜14時過ぎの新幹線で仙台へ〜17時ライブ〜20時40分過ぎの新幹線で帰京というハードスケジュールを立てました。コミケ会場出るのが遅れて東京駅までタクシー飛ばすことになったり、帰りの新幹線のためにプレゼントコーナーの時点で早退したり、一週間近く経った今でも疲れが抜けないorz、と諸々ありましたが、ライブ自体はダブルアンコールの「STORIES」までしっかり聴くことができました。「STORIES」良かったですね。仙台公演ということでダブルアンコールに取っておかれた曲ですが、歌詞の意味からしても長い旅の最後がこの曲になったのは必然だったのかもなぁと思いました。あと、「おんなになあれ」は全くの予想外でしたね。生で聴ける日が来るとは思わなかったです。
今回のツアーを振り返ってみると、あまり奇を衒った選曲も演出もなく(列車くらい奈々さんならまぁあることです)、そういう意味ではとにかく「普通」のライブだったなぁと思います。ただ奈々さんの場合、その普通のレベルが半端じゃないのですね。他の人が全力でボールを投げて140キロ台後半なのに対して、奈々さんの場合軽く投げても145キロが出せるというイメージです。凄さを感じさせない凄さ、奈々さんはその域に近付いているような気がします。
さて、次のライブは12月、ついに東京ドーム2daysです。さいたまで発表されたときは鳥肌立ちました。正直ライブ会場としては(いや、野球場としても)お世辞にも良いと言えない場所ではありますが、奈々さんの憧れの舞台とあらば見届けないわけにはいきません。そして願わくば、あのFORMULA@さいたまの「Orchestral Fantasia」の如く音楽の神が舞い降りる瞬間を見たいものです。

SqueezePlay


「SqueezePlay」は米SlimDevices社が提供している音楽用ソフトです。元々、アメリカのLogitech社に「Squeezebox」というPCやNASに入っている音楽データやネットラジオを簡単に選曲して聴ける商品があるのですが、このソフトはそれと同等の機能を楽しむことができます。プリセットされたネットラジオにはクラシックやジャズを始め、中には日本のアニソンを延々と流している曲もあって、これだけでもなかなか楽しめます。

1.インストール方法
下記URLから「SqueezePlay」をダウンロードします。Windows用はページの一番下にあります。
http://downloads.slimdevices.com/nightly/?ver=7.6
ダウンロードしたらファイルを開けばインストールのウィザードが開きます。英語ですが難しいことはなく、そのままYesを押し続ければOKです。
ただしそのままだと日本語のフォントに対応していないので、日本語フォントで元々のフォントを置き換えてあげる必要があります。インストールフォルダ直下の「fonts」フォルダに、「Freesans.ttf」「FreesansBold.ttf」というフォントファイルがあるので、好きな日本語フォントで上書きしましょう。筆者は「MigMix 2P」フォントを利用しました。

2.選局
インストール後「SqueezePlay」を開くと下のようなウインドウが出てくると思います。

ネットラジオを聴くには「Internet Radio」をクリックします。その後ジャンルなどを選んでいき目的の局を探します。
例えばアニソンを探すのならば、「Internet Radio」→「Music」→「Children's」→「Explore Children's」→「Anime」→「Stations」の順で階層を辿っていけばOKです。辿り着いた先が下の画面です。

日本の局をはじめ、USやロシアの局もあります。USやロシアの局でも流れてるのは日本のアニソンだったりしますw

「SqueezePlay」は音楽データの入った「SqueezeServer」を用意すればジュークボックス的な使い方もできます。SqueezeServerは最近ではバッファローNASにも用意されたものがあるようです。さらに「SqueezeServer」と「Squeezebox」を用意すれば最近流行のネットワークオーディオを構築することも出来ます。「Squeezebox」は残念ながら国内販売がありませんが、米アマゾンから簡単に買うことができるようです。折しも円高なので筆者も購入してみようかと思っています。

栗林みな実「miracle fruit」

miracle fruit

みな実さんのニューアルバムは全曲自作詞自作曲という意欲作。シングル曲を全く入れないというのはかなりのチャレンジだったと思うのですが(カップリング曲は2曲収録)、フタを開けてみれば、全曲シングルカットしても遜色ないクオリティでした。
全曲自作詞自作曲のオリジナルアルバムとなると「fantastic arrow」以来ですが、アルバムの雰囲気は対照的ですね。「fantastic arrow」がどちらかというとほの暗さを感じさせたのに対し、今回はタイトル通りに明るくカラフルなイメージ。どちらも魅力的で優劣はつけられませんが、前者が秋から冬に聴きたいアルバムとすれば、今回はまさにこれからの季節、春から夏に聴きたいアルバムですね。
個人的に好きなのは(1)(2)(3)(10)ですが、特におすすめは(10)の「Beautiful Blaze」。アップテンポでとても力強い曲なのですが、曲の最後でみな実さんの声がすっと柔らかくなって消えていくところの情感が最高なのです。中山さんの編曲もGJ。ちなみにこの曲だけドラムが生なのですが、そのドラムがあの佐野康夫氏というのもポイントが高いです。
あえて欠点をあげるとすれば、直球勝負すぎてやや単調なことでしょうか。あと、せっかく10周年なので飯塚さんの編曲がもう少しあっても良かったかなぁと思うのですが、まぁ欲張りすぎでしょうかね。
今年でデビュー10周年のみな実さんですが、このアルバムの前向きさは10周年のさらに先を目指そうというみな実さんの決意を感じさせました。4月からのツアーでこれらの曲を生で聴くのが楽しみですね。